ボツリヌス外来
ボツリヌス治療とは
A型ボツリヌス毒素を有効成分とする「ボツリヌス注射薬」を用いて,脳卒中の後遺症や脊損・脳性麻痺などでおこる筋痙縮を治療する専門外来です。
痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、意図しない動きをしてしまう状態のことです。手指を強く握ったままで開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足首が内反して足底がつかないなどの症状がみられ、日常生活に支障を来たします。
当院では専門外来にて、筋肉を緊張させている神経の働きを抑制するボツリヌス注射薬を施注することで、筋肉の緊張を緩和させ、症状の緩和や関節の可動性の向上を図ります。
筋肉内に注射することによって末梢神経と筋肉の間の伝達をブロックする作用があります。この効果は通常3ヶ月前後と一時的で元に戻るため、繰り返し投与を行います。治療を繰り返していると治療間隔が徐々に延長し、症状も軽くなるといわれています。
毎週木曜日の15:00~18:00の診療枠で治療を行いますが、治療日とは別日に事前診療をして、ご予約いただく必要があります。
担当医はリハビリテーション専門医 森田能子医師です。
リハビリスタッフと共にチームを組み、治療にあたります。
【 予約日当日 】
ボツリヌス治療前評価筋緊張や関節可動性の確認(約10分)
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超音波検査下にてボツリヌス注入(約30分)
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ボツリヌス治療後リハビリテーション(約20~30分 *治療部位により変動あり)
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次回受診日の予約